2014年1月31日金曜日

ギニアその5

さっそく本格的な仕事を始める前に、まずは病院の現状を知る必要があるということで、

今日は院内を見学させていただくことになりました。



入院病棟の大部屋

ナースステーション

ナースステーションの中

外来の待合室

マンモグラフィー

レントゲンの結果的なサムシングを表示するやつ

あんまり片付いていない倉庫

意外ときれいな事務室

新生児室と生まれたばっかりの赤ちゃん

薬の棚

リハビリ室

入院の個室

ナースコール

よく分からないバーコードリーダー的なサムシング

正面玄関と総合受付

受付カウンター内部

処置室

なんらかのモニター

なんだかスゴそうなハイテク機器

バックアップ用DVDの山

CTとか、そっち系のなんやかんや

レントゲンとか、それ系のなんやかんや

働いているお医者さんは、ほとんど(全員かな?)が外国人です。

院内の案内看板は、スペイン語とフランス語で表記されてます。

検体検査中

歯医者さんセット

目医者さんセット




ざっと、こんな感じです。

見た目的にはキレイだし、それなりにモノも揃ってる気がしますよね。


でも、ほとんどの機器がまともに稼働しなかったり、

動いてても現地のスタッフが使い方を知らなかったり、

あと消耗品が手に入らないってだけで使えなかったりと、

どうやら問題は山積みのようなんですよ・・・。




そしてもうひとつ大きな問題は・・・




意外と広くて迷子になるってこと。


案内看板はスペイン語とフランス語でしか書かれてないですし・・・。

迷ったらいったんリセットしてスタート地点に戻らないと、

おウチまで帰れないという、そんな現状です。



いろんな意味で、早くこの病院のことを知らなきゃね。

2014年1月30日木曜日

ギニアその4

●気候について

首都Malaboはじめじめむしむし、典型的な赤道直下の熱帯性気候だったのですが、

ここBataは若干涼しめです。

ずっとクーラーの効いた室内にいるからかもしれませんが・・・。


それにしても雨が多いですね。

Wikipediaで調べたら、年間降水量は2400mm(東京が1500mmぐらい)なんだとか。

雨季は2月~6月と、9月~12月らしいので、今はちょうど雨季に入ったあたりでしょうか。

 
空は基本的にずっとどんよりしてます。

こっち来てからまだお天道様を一度も拝んでない気がしますね。


ちなみに、部屋の窓から病院とは反対側を見るとこんな感じです。


●食事について

現在のところ、食事は昼と夜の2食を社員食堂で出してもらってます。

いちおう日替わりメニューですが、選択肢はありません。


こういう社食も我々が新たに取り組む病院経営の仕分け対象になってまして、

今後どうなるかはまだハッキリしていないのですが、赤字削減の一環として、

たぶん無くなるんじゃないかというもっぱらのウワサです。


ちなみに昨日の夜は、こんなの。

今日の夜は、こんなの。


基本的に、チキンかビーフに、お米です。

このあたり、食文化的にはガーナと似たところがありますね。


でも、このチキンがまあ柔らかいこと柔らかいこと。

ケン●ッ●ーなんてメじゃないですよ。

きっと、アフリカの大地でのびのびと育てられているからなんでしょうね。




●通信手段について

ケータイは、本体買って、SIMカード買って、お店で番号登録して、

クレジットはプリペイド式で、道端でユニット売りのおっちゃんから買って、

スクラッチ削って、*3桁の数字*10桁の数字#みたいなのに電話かけて、

と、このあたり、ガーナでやってたのとまったく一緒の方式ですね。、


いまんとこ私が使ってるのが、「hits」というキャリアです。

ぜんぜん聞いたことなかったですけど、

ちょっと調べたら、クウェートの会社なんですって。


これがですねぇ・・・実はまーったく繋がらないんですよ。


たぶん原因はインフラ的なサムシングだと思うんですけど、

このあたり、やっぱりアフリカの地方都市なんだなぁということを

ひしひしと実感している今日この頃です。

2014年1月29日水曜日

ギニアその3

そんなこんなで、今日はいよいよ本赴任の日。


夜も明けきらぬうちから、

さっそく朝イチの飛行機でアフリカ本土に向けて出発です。


ガラガラの国内線に揺られること約45分。

野良犬がエプロン内を走り回る、のどかな田舎の空港に着きました。


ここが私の任地となる、赤道ギニア共和国Bata(バタ)市にある

「Aeropuerto internacional de Bata(バタ国際空港)」です。


ここからさらに車に乗り換えて30分ほど。

市街地からずいぶん離れたところで、突然場違いなくらい大きな建物が現れました。

こちらが私の配属先となる、「Centro médico La Paz(ラパス中央病院)」でございます。

https://plus.google.com/112143120688110032769/about?gl=jp&hl=ja



ここでのミッションは何かと言いますと、私も聞いただけではピンと来ない、

ちょっと雲をつかむような話なのですが、ざっく り言えば「大赤字の国営病院を立て直す」という、

途方もないプロジェクトの一端を担うことになったようです。


初日の今日は、とりあえずは当面の業務についての簡単なヒアリングと、

あとは荷解きだけで終了。



ちなみに住居は、病院内に独身寮があって、そこの一室を使わせて頂くことになりました。

だから停電や断水の心配も無いんですって。

なんてステキな環境なんでしょう!


外見はこんな感じ。

寮から病院までは徒歩20秒です。

遅刻の心配が無くていいね!


中はこんな感じ。

残念ながら広さ的には6畳ぐらいしかありません。

でもひとりで住むんなら十分ですよね。



簡易キッチンもついてます。

冷蔵庫も電子レンジも電気ポットもデフォルトであります。

でもコンロが無い・・・。



でっかい机やクローゼットも完備で、これは便利!

ちなみにトイレとシャワールームも(クローゼットの向かいに)あります。

ちゃんとお湯も出るんですよ! 微調整できないけど・・・。


そして何よりありがたいのが、クーラーがついてるってこと!

リモコンがついてないのでいちいちベッドに上り下りしなきゃいけないのですが、

そんな面倒くささ差し引いても、十分にお釣りがくるありがたさですよね。


そして当面の生活物資を買い出しに、夕方から町へとショッピングに出かけました。

そこで私がまず買ったのが・・・

もちろん蚊帳ですよ、モスキートネット。

マラリア前科持ちの身としては、ここ赤道直下で暮らすには絶対必要不可欠ですもんね!


こうして、赤道ギニアにおける私の戦いの幕が切って下ろされたのでありました・・・。

2014年1月28日火曜日

ギニアその2

本来は今日さっそく任地のBata(バタ)市に移動するはずだったのですが、

一緒に行くはずの方が諸般の事情で一日遅れで到着することになったので、

急遽日がな一日オフとなってしまいました。


というわけで、せっかく赤道ギニアくんだりまで来て部屋に引きこもってるのも

もったいないということで、まずはホテルの周辺をウロウロしてみることにしました。


こちらはちょっと雲に隠れ気味ですが、赤道ギニアの最高峰、Basile(バジーレ)山です。

ここMalaboがあるBioko(ビオコ)島の総面積は2000㎢と、

東京都よりちょっと小さいくらいなのですが、この山は標高3000m以上もあるんですって。

Pico Basilé
http://en.wikipedia.org/wiki/Pico_Basil%C3%A9



写真で見ても分かるように、道はどこも広くてボコボコしていないです。

この写真の道路も、完全に裏通りの裏通りです。


そもそも、人口が数十万人しかいないからでしょうか、全体的にゴミゴミしていなくて、

メインストリート以外はほとんど車の往来がありません。


そのメインストリートは、こんな感じ。


空港とMalaboの中心街を結ぶ唯一の幹線道路ですが、交通量は多くありません。

ちなみにこの写真は、そこそこ立派な歩道橋の上から撮ってます。


反対側は、こんな感じ。


街並みは基本的にガーナとあんまし変わんないんですよね。


店先に所狭しと水が並べられているコンビニもどきがあったり、

作りかけで放置されてんのか何なのか、よく分からない廃墟があったり、

門だけを売っている謎のお店があったり、

ボーフルーツ的な揚げパンを頭に載っけて売り歩いてるおばちゃんがいたり、

とか。


この歩道橋の近くにスーパーマーケットがあったので、寄ってみました。

写真左側に小さな建物が併設されていますが、

ここがいわゆるマクドナルド的なファーストフード店で、 

ポテトとドリンクのついた、典型的なハンバーガーのセットが6500CFAフランとのこと。


ちなみにここ赤道ギニアでは、1ユーロは655CFAフランの固定相場制です。

ドルは変動相場制なんですけどね。


羽田で100ユーロが146円だったので、

なんやかんやでCFAフランに0.22を掛ければおおよそ日本円に換算できます。


というわけで6500CFAフランってことは、日本円で1400円ぐらい。

高っ!!



その他の物価も、安いのもあるにはあるんですけど、基本的にはちょい高めです。

例えば、1.5リットルのミネラルウォーターが、500FCFA(約110円)だったり。

ファンタ缶は325FCFAだから、約70円ちょっと。



ガーナでもおなじみのDON SIMONもありました。800FCFAだから約180円。

マルちゃんの袋ラーメンが山積みになってたりも。

お米はやっぱり細長いのしかないですね。

こんなのも見つけました。ガーナ産のガリ。

キロ2200FCFAってことは、約480円だから、9セディぐらい?

そんなに出してまで食べたくないなぁ・・・。


とまあ、見てもお分かりのとおり、品物のラインナップは豊富です。

ただ、やっぱり生鮮食料品はちょっと残念な感じですね。


このあたり、ガーナで例えるとMelcom的なショップといったところでしょうか。



このスーパーからの帰り道、こんな幟を発見しました。

どうやらAccra⇔Malabo間を週2便運航しているらしいです。

へー、知らなかった・・・。



あ、ちなみに気候は、ガーナより若干赤道に近いからでしょうか、

アクラよりもじめじめ蒸し暑い感じです。


外を歩いていたら、ものの5分で汗びっちょりです。 


というわけで、この日のMalabo探検は早々に切り上げて、

まだ時差ボケが続く身体を休めるために、ゆっくりシエスタを堪能したのでありました。