2014年3月1日土曜日

ギニアその34

今日はひょんなことから社長とマネージャーに連れられて、

Mbini(ンビニ)という町まで出掛けることになりました。

Mbiniは、私たちが普段住んでいるBataから、

海沿いを南に走ることおよそ30kmぐらい。


道中は、こんなハイウェイ(という名の、ごく普通の一本道)の料金所があったり、

赤道ギニア随一の大河・ベニート川(Río benito)を、

誰が呼んだか“赤道ギニアのレインボーブリッジ”で渡ったり、

そんなこんなで、約1時間のドライブで目的地のMbiniに着きました。

アフリカの発展途上国とはいえども、ここも一応はなんちゃってリゾート地。


てなわけで、それなりの青い空と白い雲、

どこまでも続く砂浜といった絶景が広がってます。


そしてやっぱり港町ということで、海の幸も新鮮そのもの。

ちゃんと焼く前のイメージサンプルも出てきます。

そして出来上がったのは・・・
「朝獲れ鯛の尾頭付き 揚げプランテーン添え」

うう、やっぱりここはアフリカだわ・・・。


ちなみに伊勢海老(langosta)はこんな塩梅に。
もう、めっちゃんこプリプリでキュアキュアで、ほっぺた落ちそうになるくらい甘むぁいの。


ちなみに今回の旅は思い立ったが吉日的に午後から出発して、

しかも料理を頼んでから2時間ほど待たされたということもあり、

食べ終わった頃にはすっかり日も傾いてきました。

そんな折、我々の目に飛び込んできたのが・・・

大海原を疾走する水上スキー!


聞けば、お金を払えば誰でも何人でも30分貸し切りで乗せてくれるとのこと。

我々は5人で行ったので、一人当たり6分乗れる算段に。


じゃ、もう乗るしかないでしょ。

最初は後ろで必死にインストラクター(なぜかフランス語しか通じない)に

しがみついているだけでしたが、

途中から前後を交代して、なんと運転までさせてもらえました。

替えのパンツ持っていかなかったので、絶対に海に落ちるわけにはいかず、

終始安全運転でしたけれども。


やー、6分なんてあっという間でしたよ。



そんなわけで、みんな乗り終えた頃にはすっかり日没間際。

ギニア湾に沈む夕陽が、なんとも言えないくらい幻想的でしたとさ。

2014年2月23日日曜日

ギニアその28

今日も海に来ました。

 と言っても、日頃の疲れを癒すため、

ひたすら惰眠を貪るだけなんですけども。


てなわけで、まるまる半日シエスタしちゃっただけの週末で終わってしまいました。

他にネタも無いので、例によって赤道ギニアの街頭をご紹介。




小学校と子供たち
どことなく、ガーナを思い出しますね。

ちなみに奴らから呼ばれるのは「chino!(女性形だとchina)」です。

意味はまあ、なんとなく分かるかと。



ボロボロのあばら家とタクシー渋滞
これも、なんかガーナっぽい。



お肉屋さん
店先からぷーんと漂ってくる臭いが、何ともアレな感じです。



トロトロっぽいライトバン
この国には無いと思ってたら、こんなのもあるんですね。



「Centro Cultural de España en Bata」
訳すと「スペイン中央文化センター バータ支部」といったところでしょうか。

向かいはすぐギニア湾です。

ここの店先のレストランが美味しいです。

2014年2月22日土曜日

ギニアその27

私が今いる赤道ギニア共和国バタ市は、

首都のマラボ市に次いで2番目に大きな都市。


というわけで、誰が呼んだか「赤道ギニアの大阪」

なんて異名がついているらしいです。


そんなわけで商人の街でもあるということで、

土曜日の今日は初めて「Mercado Grande」にやってきました。

 
ちょうど病院と街の中心との真ん中ぐらいにあるここは、

日本語でいえば「中央卸売市場」といった感じでしょうか。


と言ってもジャスコの駐車場で行われる日曜朝市ぐらいの、

クマシのセントラルマーケットとは比べものになんないくらい、

そこそここじんまりとした規模のmercado(市場)です。


んでもガーナだと規模はでっかくても結局並んでるラインナップは一緒、

なんてのが一般的だったりしますが、

こちらは意外とガーナよりは種類が豊富です。



例えば、こちらの写真で奥にあるのが見慣れたパームナッツで、

手前の茶色くて丸いのがcastaña(栗の実)です。

こちらもガーナではよく見慣れた魚の干物と、

左手前にあるのはなんと「カブトガニ(límulo)」の干物なんですって。

なんだかよく分かんない「木の皮」みたいなのも売られてました。


特に生鮮食料品の品揃えが豊富ですね。

あとはお肉的なサムシングとか。


といっても、牛さん豚さん鶏さんなんてベタなのにはほとんどお会いできず、

たとえばこんなワニさんだとか。

あと見たのがハリネズミさん、おサルさん、ネコちゃん(ペット的なネコではなく、山猫みたいなの)、

イノシシさん、イタチ、アルマジロ、カメ、大蛇などなど。


もうね、そんじょそこらの動物園なみの豪華ラインナップですよ。

あの子たち、みんなどうやって料理されていくんだろ・・・。




せっかくなので他の動物の写真も撮ろうと思ったら、

無愛想なおばちゃんから「mil! mil!!(1000フランよこせ!)」の大合唱。


ああそうだ、ここ「赤道ギニアの大阪」だったっけ・・・。

2014年2月15日土曜日

ギニアその20

ガーナで数少ない楽しみのひとつだったのが、

自分で布を買って、自分で仕立て屋さんに注文して、って、

オーダーメードの服を仕立てるということでした。


で、ここ赤道ギニアでも「ガーナシャツ」ならぬ「ギニアシャツ」が

あるのではないかと探してみたところ・・・

あるにはあるんですが、ガーナみたく、そこかしこにマテリアル屋さんがあって、

どこに頼めばいいのか迷うくらいあっちこっちにテーラー屋さんがあるというわけではなく、

探せばやっとこさあるという程度。

しかも赤道ギニアオリジナルのサムシングってのはどうやら存在しないらしく、

お隣のカメルーンやガボンの伝統衣装とか、もしくはあの国の影響でチャイナドレス風のとか、

そんなのしか無いらしんですね。



むー、楽しみがひとつ減ったぞ。

でもとりあえず中央アフリカンチックなのを一着買ったので、ご披露。

ちなみにお値段、上下合わせて16000フランなり。

日本円だと約3500円ぐらいですかね。




あとは特にネタが無いので、

今日も赤道ギニアの街角を写真でご紹介することにします。



「Estadio de Bata」
2012年にアフリカネイションズカップをガボンと共同開催した際に使われた、国際サッカー場です。

うちの病院から歩いて行ける範囲にあります。



なんかの立派な建物
田舎道を走っていて、何に使われているのかは分からない巨大な建物が突然現れることって、

たまーににあるんですよね。



でっかいランナバウト
交通ルールは、あのガーナと比較しても比べものにならないくらい、こっちの方が悪いです。

繁華街なんて、路駐の車があっちこっちから突っ込んでいて、もうカオスです。



造りかけで放置プレイされているビル
ま、こんなのはガーナにもいっぱいありましたよね。



ちょっと郊外のほうに目を向けると、
まあ、のどかだこと。



ここだけ切り取ってみると、なんかアメリカ西海岸っぽい。
でも写ってるのは悲しいかな、ギニア湾です。



あ、ピンクのマンション発見!

やべー、住みてぇー。

2014年2月9日日曜日

ギニアその14

アフリカの、しかも発展途上国で、

観光地なんてほぼ皆無で、どこも行く所が無いとは言いつつも、

やっぱりここはギニア湾に面した港町Bata。


探せば意外にも外国人向けの高級リゾート地なんてのはすぐ近所にあるもので、

今日はホンジュラス人の歯医者さんに連れられて、

とあるレストランのプライベートビーチにやってきました。


と言っても、海はまあ、こんな感じ。
プライベートビーチなはずなのに、すぐ近くにタンカーが止まってたり、

現地の子供たちが、すぐ横の波打ち際でサッカーに興じてたり。


ま、アフリカっぽいっちゃ、っぽいですかね。



んでも、ホテルは割としっかりしてて、
立派なプールがあったり、

ビーチサイドでお昼寝もできたり、

食べ放題のビュッフェもあったり。



でも、そのビュッフェで私が真っ先に取ったのが、

半年ぶりぐらいに再開した「揚げプランテーン」だったりして。
ああ、この甘さが懐かしい・・・。

あのガーナの日々がよみがえる・・・。

2014年2月8日土曜日

ギニアその13

さすがにこれだけ仕事ひと筋の平日が続くと、

日記のネタが有るのは週末ぐらいになっちゃいますね。


というわけで、毎日更新はここで断念します・・・。


その週末も、実はあまり楽しめてないんですけどね・・・。

はぁ。


理由は大きく分けてふたつ。


ひとつは、自由に使える足が無いってこと。


ここ赤道ギニアでの移動手段は、タクシーのみ。


そのタクシーも、外国人が乗れば120%ぼったくられます。

もう、言い値の半額がデフォルトと言っても過言ではない、

いや、この国ではごく普通の常識です。


ま、そもそもタクシーにひとりで乗れるほど、

スペイン語が堪能ってわけでもないんですけどね。


というわけで、町まで行きたい時は、

病院のお抱え運転手に頼むことになります。


で、私はスペイン語がほとんど喋れないので、

喋れる日本人の方に、金魚のフンのように付いて行くしかない、と。


でも基本的にはお店の名前を指定して巡回してもらうことになるので、
 
どっちみち自由に湾岸ドライブなんかは楽しめないんですね。



もうひとつは、この町に、いやこの国にそもそも見どころがまったく無いってこと。

観光地なんてホント皆無ですし・・・。


あとは、まだこのBataという町をよく知らないってのもありますね。

治安的に、危ない所も少なくないみたいですし。


とりあえず外国人向けの高級スーパーマーケットが市内に3軒だけあって、

そこをハシゴするのが今の週末の主な過ごし方になっちゃってます。


っていうか、ならざるを得ません。

それぐらい、やるコトも見るトコも無いんですよ ・・・。



そのスーパーも、時間に気を付けて行かないと、こんなことになります。
なぜなら、ここはスペインから独立した国。

“シエスタ”の文化があるんですよ。


基本的にはお昼の1時~4時まで、どこもお店が閉まっちゃうんですね。

まったくもって、アフリカっぽくないですね・・・。


まぁ、昼寝して働かないってのも、

それはそれでアフリカっぽいっちゃ、っぽいかな。
 




あとは特にネタが無いので、帰り道で車内から撮った、

赤道ギニアっぽい街並みをご紹介しときます。


ここがメインストリート。
立派な歩道橋、骨組みだけの高い建物、沿道のヤシの木、マナーの悪いタクシーなどなど、

アフリカっぽいっちゃ、っぽい・・・のかな?



「Sala de juegos」
直訳すると「ゲームの部屋」、ゲームセンターか何かでしょうか。



バス停っぽいサムシング。
くどいようですが、この国、バスなんて走ってませんからね。



基本的には街中に信号機もありません。
だもんで、交差点でヒヤっとすることもしょっちゅうあります。



こんなランナバウトがあるのは、ガーナと一緒ですね。
あ、ちなみに通行帯もガーナと同じく右側通行です。



ここBata市内は、中国人がまあ多いこと多いこと。
だから、中華系のお店もめちゃくちゃ多いのです。

一説によると現地人が営むお店よりも、多いんじゃないかとか、なんとかかんとか。